February 8, 2018

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十中八九誕生

February 8, 2018

私はその渋さ知らズのアリオスでの公演には参加していなかったが、そのイベントに深く関わった加藤功さんの勧めでそのワークショップの立ち上げからの参加になった。加藤さんはプロミュージシャンが多数出演するいわきの中心的ライブハウス、「bar Queen」のマスターであり、多くのプロミュージシャンからも信頼されているいわきの音楽を支える中心的な人物である。同ライブハウスでは月1〜2回、オープンライブという誰でも1500円を払えば30分演奏時間をもらえるというイベントが行われているのだが、私はそれに1年ほど前からギター弾き歌いというスタイルで参加していた。そこのでのパフォーマンスを見守ってくれていた加藤功さんからきっと合うと思うと勧められたのがきっかけである。演奏レベルはともかく、コードに合わせて適当にメロディーをつけて歌う様子をみて合うと思ってくれた様だ。 

ワークショップの立ち上げは2013年9月、bar Queenでの”渋さ知らズ”のライブであった。アリオスでの公演に参加した一部のメンバーは1曲だけ共演という形でライブに参加していた。”渋さ知らズ”はそれまではまったく何も知らズだったのだが、その圧倒的な音の圧とナンジャコリャーというフレーズの応酬、そして間近で見るとその異質さに圧倒される白塗りの裸の舞踏!頭の中の固定観念をひっくり返されるようなその世界に一気に夢中になった。その打ち上げが現在の十中八九の団結式となったのだが、未知のスタイルの音楽とこれから仲間になるであろうただ者ではなさそうなその顔ぶれに気分が高揚していたのを覚えている。

そして記念すべき第一回目の十中八九(当時のグループ名は『十中八九いわき渋さ(仮)』)としての不破さんによるワークショップは2013年11月に行われた。「あなたの出したい音を出してください。まわりがどうとかそういうことではなく、それを表現してください。そしてまわりの音を良く聴いて尊敬してください」「曲をどんどん作ってください」。ここでの不破さんの言葉である。この言葉が正にこの後の自分とこのバンドの進む道をびしっと決めてくれたように思う。「自分の出したい音を周りに気を使うことなく出す」という言葉だけでは自己中心的な演奏の応酬が連想されるが、「まわりの音を良く聴いて尊敬する」という但し書きが加わることで、それはお互いが自己をきちんと出し合いながらもアンサンブルになるという魔法が生まれるわけである。これはこの後の十中八九の演奏の中でずっと息づいていると思う。

さてそのワークショップであるが、音楽の参加メンバーはジャズのドラム、ベース、トランペット、クラッシックのアルトサックス、バイオリンとピアノ、ロック寄りのギター、それぞれ一人ずつとヴォイスの私という構成であった。他にもアート班、ダンス班と分かれて渋さ知らズのメンバーによりそれぞれワークショップが行われた。そこには「股旅」とか「仙頭」、「ナーダム」、「火男」、「Pチャン」、「ライオン」「本多工務店のテーマ」「ひこうき」など、ただならぬ雰囲気のタイトルの曲のざっくりと基本メロディーとコードだけが書かれた1枚ずつの楽譜が用意されていた。曲のパートには1,2などと番号が振ってあり、不破さんが指で示した番号を演奏するスタイルである。基本メロディーはみんなでユニゾン、そしてソロは指さされたメンバーが指示された場所で演奏していくスタイルだ。良い意味での緊張の中、指を差されれば「俺はこんな音を閃いちゃったぜー」とばかりに思いきって声をだしてみる。それがいい感じになったときにはすかさず不破さんから「イエーィ!」と合いの手が入る!脳が嬉しそうに活性化していくのがわかる。「ああ、なんて気持ちいい場所だ!!」。

終わった後に不破さんから「どこどこのボーカルの○○みたいでいいね〜」と言葉をかけられた。それが何処の誰かは知らなかったし覚えてもいないのだが、「おまえはこの面白い場所の仲間だよ」と言われた感覚になった。

 

当時のグループ名は『十中八九いわき渋さ(仮)』というものであった。これは「このワークショップは十中八九、渋さみたいなもんだよね〜」という会話からつけられたものだそうだ(個人的には回りくどくて結構好きだった)。

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